こんにちは、ホワイトラボ東京院長のスズキです。

今日は小学校低学年から始める優しい矯正についてお話したいと思います。

 

私が子供だった頃は小学生でも銀色の矯正器具を付け、何ならヘッドギアと言って寝る時に頭にヘルメットのようなものを被り奥歯を引っ張るという治療が主流でした。もちろん今でもこれらの治療は標準治療として大学病院や開業医さんで行っているところもあります。

 

ただ、子供の頃に辛い思いをして矯正を年々も行った方でも、親知らずが生えてくる20代前半あたりから歯並びがまたずれてきてしまい結局2回目の矯正をするという方も沢山いらっしゃいます。先日再会した小学校の同級生も子供の頃ずっーーーとワイヤーをしていた印象しかありませんが、再矯正をしたいと言っていて、更にもうワイヤーは辛いので嫌だと言っていました。小学校低学年の子供には装置をつけることはなかなか大変なことです。食事や見た目、話し方などに影響を及ぼすためなかなかしんどい治療であることも間違いがないです。

 

そこで「夜間だけ装着する柔らかいマウスピース矯正」が最近登場しています。これはシリコン製の軟らかいマウスピースを寝るとき+日中1時間程度つけることで歯並びを改善する方法です。学校にしていかなくてよいし、歯に何かつけることもしないのでストレスは限りなく少ない治療です。

 

逆にこんな柔らかい装置で歯が動くのか？というお話ですが、実際動きます。歯並びを悪くする原因である口呼吸や、舌の癖、姿勢などトータルバランスで筋肉を整える作用と、マウスピースの歯列通りに並ぼうと順応することで歯並びが数か月でみるみる良くなっていくお子さんが多いです。私が担当したお子様たちも数か月で効果が目にわかるように現れ、後戻りなどの兆候も今のところありません。

 

ただしこのマウスピースは毎日使えるか、本人がしっかり理解して使えるか、親御さんがしっかりサポートできるか？などにより効果は異なります。将来矯正をしなくて済むか、もしくは治す範囲が少なくて済むかもという仕上がりになることを期待している矯正ですが、人によっては効果が出にくいということも正直あります。

 

歯科医師個人としてはこのマウスピース矯正は歯並びが気になる小学生がみんな使えばよいのに～と思うほどお勧めです。歯並びだけでなく、アレルギー性鼻炎やのどの痛みなどの原因となる口呼吸も改善でき、正しい位置に舌を動かすことで発音や構音などにも良い影響を与えると思うからです。

 

開始時期は当院の場合５～８歳が最適と考えております。小さすぎてもできませんし、大きくなりすぎても適応外となります。もしご興味があれば是非ご相談下さい。

 

 

【ホワイトラボ東京銀座院】

カウンセリング予約：03-6875-4545

子供の矯正トライアル3か月：30000円（税別）

子供の矯正2年間：240000円（税別）

※診察料、基本的な装置5個分、毎回のクリーニングなどを含む